2023年2月20日月曜日

ニーチェからのプレゼント理論のプレゼント! 〜ツァラトゥストラの贈与論〜






要らないものを贈ってくる人がいるのですが、そういうときはどうしたらいいですか?お礼とかもしなきゃいけないですよね?


「受け取ることは相手に対する特別待遇だと思え」『ツァラトゥストラかく語りき』ニーチェ


相手から贈られたもの、それは感謝という対価で売ったのではなく、【贈られた】ので、遠慮なく受け取る。いや、むしろ、受け取ってやっているのだと思うべし。お礼だって?なにそれ?あげなきゃならないの?

じゃあ、私があなたからの贈り物を受け取ってやったことに対するお礼もあるのかい?

こんな感じなのが、ニーチェの教えw



そしてまた、ニーチェは、自分から贈る時も盛大に惜しみなく贈るがいい!そして、贈ったことなど忘れるがいい、みたいな精神ですw


このようなニーチェの贈り物思想という思想的贈り物は日本人には決して受け取られないだろうけれどw


ちなみに、ニーチェ自身は自分が贈ったことを忘れてはいないw


「私はこの書物(ツァラトゥストラかく語りき)を持って人類にこれまで贈られてきた贈り物の中でも最もすばらしい贈り物をした!」ニーチェ『この人を見よ』


続いて、ニーチェが自身の考えを人々に贈り与える時の精神を紹介します。


「見よ、私はいまや私自身の知恵の過剰に飽きた、ミツバチがあまりに多くの蜜を集めたように!!私は私の知恵を欲しがるたくさんの人々の手を欲する!」

「最高の徳は贈り与える徳である!…

君たちはあらゆる物を君たちのもとへ、君たちのなかへと、力強く呼び寄せる。それは君たちがそのあらゆる物を君たちの泉から、君たちの贈り物として、ふたたび外に流れ出させようとしているからだ。

まことにこういう贈り与える徳は、価値のあらゆるものの強奪者とならざるを得ない。しかし、わたしはこういう我欲を、健全と呼び、神聖と呼ぶ。ー

それとは別種の我欲がある。あまりに貧しく飢えていてつねに盗もうとする我欲である。」


ニーチェの思想

盗むのは論外。そしてまた、受け取るよりは、むしろ強奪しろ!それも溢れんばかりにめちゃくちゃたくさん。すると、それをめちゃくちゃ誰かに贈り与えたいという徳が生まれるから!!

という感じか。


安部火韻としては、

要らないものは受け取らないことによって、今後も要らないものを贈られることを阻止するのがよい。

要らないものなのにもらうと、相手は喜んでくれたと思って、今後も要らないものを贈るから。


そして、要らないものを贈られたのに感謝を要求してくるから、割に合わないw


ところで贈り物を贈ろうとするときに私が考えていることがあります。よろしければお読みください。

贈り物の哲学↓

https://iranaiblog.blogspot.com/2022/06/blog-post.html


写真はバレンタインデーに頂いたチョコレートです。

決して要らないということはありません!

ホワイトデーにお返しもします!w


クリスマスの私の個人的な話、送り返せない贈り物

サンタと私の希望↓

https://iranaiblog.blogspot.com/2016/04/blog-post_1.html



0 件のコメント:

コメントを投稿