占いというのは、当たるかどうかというところにみんな焦点を当てがちなのですが、そこだけ気にしてるのはちょっともったいなくて、
占いを参考にしながら自分自身は本当は何を望んでいるのかを真剣に探る営みなのではないかなって思ったりします。
占い師は相手に何も聞かずにすべてわかってて当てるみたいな人よりも、うまく人生相談にのって、その人の望みや問題などを引き出し、それを一緒に眺めながら考える人のほうが有益な人生にしていくひとつのファクターにしうるかなって思います。
星占いなどは固定的で決まっていますが、タロットカードは全くの偶然性を偶然性で捉えてその人の人生に必然化していく。
その偶然捲られたカードの群れにひとつひとつ自身の人生の何に当たるのか投影していくわけです。
うまい占い師は人生を偶然のカードにうまく投影させていきます。
このカードが過去、このカードが現在、このカードが未来だとすると、占い師からこのように見えるが、あなたはそれにしっくりとくるのかどうか。
単なる偶然ひかれたカードなのに、人生を投影させていく、自身の人生をそこに映し出された鏡として考え、それをみながら自身の人生を考える。
それは、ただの無意味な遊び。しかし、高度な。そして、使い方によっては有益な遊びなのです。
たぶん。
0 件のコメント:
コメントを投稿