2021年1月18日月曜日

ニーチェとフランケンシュタイン それからプロメテウス

 テーマ1: 怪物とは何か -どうして怪物は存在しないのか!?-

 

モンスターmonsterという言葉、元は「警告」を意味するmonereというラテン語から来ており、「何かしらの異兆による神々の警告を意味しています。フランケンシュタインでは、フランケンシュタインという男が何やら死体を繋ぎ合わせて人間に似てはいるが得体の知れない生命を創り出してしまいます。しかし「それ」には名前がありません。

果たして、名付けられぬ「それ」は一体なんなのか?

 ニーチェという哲学者がいます。

ニーチェとフランケンシュタインとは近いようでいて遠いところにあります。

「フランケンシュタイン」の原題には「現代のプロメテウス」という副題がついています。

2021年1月17日日曜日

「めんどくさい」と「退屈」という罠あるいは卓越した技術

この世界は本当に「めんどくさい」、そして本当に「退屈」だ。

そんな感覚に陥ったことはありますか?

 「めんどくさい」と「退屈」という同じようで相反するような感情がある。



動くのめんどくさいでも、動かないのは退屈。

2021年1月9日土曜日

団結することって重要なの??団結の失われた日本

なだいなだ著「神、この人間的なもの -宗教をめぐる精神科医の対話-」

今日はこんな本を読んでいました。
そうして、読みながらいろいろと考えていました。

例えば、
「どうしてマルクス主義はこんなにも世界に広がったのか。」
それはキリスト教と同じで人々が希望を見出したから。

他の要因を上げるなら、政治的運動とその戦略になってくるかもしれません。

しかしながら、思想的には少なくともコミュニティを重視したということがある感じがあります。

「プロレタリアートよ、団結せよ」

と、これはマルクスとエンゲルスの著「共産党宣言」の有名な標語です。

これについて内田樹が指摘していることだが、
資本主義の打倒うんぬんよりもまず団結を先に上げているのはなぜか?

それは団結こそが鍵だからだ。

と説明しています。どういうことなのか?

今日はこの団結が鍵であるということについてちょっとだけ考えてみようと思います。