2011年5月10日火曜日

不在

何かを心から強烈に求めている。
何だかわからないこの孤独感。
以前は時々だったが最近夕方から夜にかけて酷いようだ。
何もないのに何かを求めている。
それは人だ。何かをしゃべる相手がほしいようだ。
本は人ではない。本は私に語りかけても、私は本に語りかけられない。
そしておそらく母親のようなものを求めているのであろう。
現にいる私の母親ではない。すべてを受け入れてくれる甘えられる存在を求めているようだ。
無は想定であり、考えられたものであり、私を脅かさない。私を脅かすのは何かの不在である。
無は私を誘惑するが、不在は私を脅迫する。
孤独は悪である、と思う。孤独が人に悪を導くのだ。悪は悪を導くと思う。
これは悪を行なうことがさらに別の悪を行なうことにつながるということではなく、
私の感じる悪い(schlecht)と言う感情が私を悪い(böse)行為へと導くのである。