2015年10月27日火曜日

ブラックな教師の仕事と経営者の視点

教職員もブラック企業と同じだ。
などという声を聞いたことがある。

学校の先生が残って授業の準備したり、計画立てたり会議したりするのも同じことだそうだ。
部活も自主的なボランティアだし。

それが自主性なく義務化するとサービス残業と言うんじゃないのだろうか?
 
教職員もそうだから、ブラックな労働環境が普通なんじゃなくて、教職員も改善するべきだと思う。

違う話になるけど、授業の計画とか、テストの内容とか、もっと、ある程度まで使い回せばいいのにな。教員の友達の話を聞いて思ったけど
うん、使いまわしているところもあるようだ。
 
こうした問題に関してのすべては、「われわれにとって労働とは何か?どうあるべきか?」という問いに集約されると思われる。
 
仕事と労働の違いについて考えたことあるだろうか?
 
英語にすると、work and labor 。

laborとは雇われて、賃金をもらう代わりに何らかの骨折りを提供すること。
ロボットという言葉の語源はこのlabor(チェコ語でrobota):労働、強制労働、従事。というところから来ている。

一方で、work とは何かbusinessとなるものに従事し、そこから何らかの成果(work)を導き出す行為。workは著作、作品、芸術作品をも意味するのはそういうこと。
 
別の経営学風な言葉で言うと、経営者的視点と賃労働者的な視点。

ある会社を経営するのであれば、その会社をいかに運営していくか、会社の人員から利益までいろんなことを管理運営していかなくてはならない。

で、仕事を回すのであれば、時間であれなんであれ投入する必要がある。

会社全体のことを考えなくてはならないから。

一方で賃労働者的な視点というもの。
これは休息時間、プライベート時間の確保と保険関連および将来への個人的計画。

こうした互いの観点の違いから、働かせたい経営者と労働を早く済ませてプライベートな時間を取りたい賃労働者は対立しやすく、歴史的に対立してきた。

そのことによって賃労働者にできたのが労働基準法と労働組合なのではないだろうか。
 
 
経営者の視点になれば、待遇を上げるのは容易ではないねー。
 
経営者視点なら、待遇の改善が利益の向上に繋がるならモチベーションにもなるだろうけど
被雇用者の低い待遇が利益の根源のビジネスモデルとか、根源とは言わないまでもそれによって成り立ってたり
モチベーションは、経営者にとってのって意味だけど
まあ、経営者も大変だよねw数字見ながら頭抱えて。

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