2026年7月14日火曜日

死によって繋がるアート 横尾忠則とRIP



 横尾忠則の「連画の川」

横尾忠則現代美術館にて行われている企画展「連画の河」2階から3階までが、全体で横尾忠則の連作「連画の河」として展示されています。



美術館の4階には1970年に同級生と一緒に撮られた写真がありました。



それを1994年に死んだ同級生の白黒の顔とともに絵画にしました。(2階の最初の絵)

 


2023年くらいから、87才の横尾忠則は、再びその写真を元にした作品を描き始めました。


完成した絵を見て、それをさらにオマージュし、そのオマージュした絵をさらにオマージュし、このようにして、連画(俳諧を複数人で繋げていく連歌とかけてある)次々と作品ができていきました。


象徴しているものは死が多いのでした。(あとは戦争とか、安倍晋三とか、いろいろなモチーフがあります。)


例えば、この絵の中に書かれた文字は調べると意味がわかります。Styxは古代ギリシャ神話における冥界の川で、日本における三途の川です。




さて、RIPという私が参加した団体は、横尾忠則とは関係なく、もともと、関西の劇団 維新派の主催 松本雄吉の死をきっかけに元維新派の山下義道が中心となって結成した団体で、



本来なら、RIPとは”Requiescat In Pace”「安らかに眠れ」を意味するラテン語のイニシャルですが、それをRe-Incarnation Project (受肉、肉体の復活への企て)としました。それからもう10年くらいは活動して今に至ります。


今回、横尾忠則現代美術館とはコネがあり、そのご縁でパフォーマンスをすることになりました。

本当は2021年にこの美術館でやるはずだったのが、コロナで断念しており、今回、リベンジを遂げました。


そういうわけで、

今回は、ざっくり言えば、横尾忠則の「連画の河」にちなんで、三途の川を美術館のフロアに作り、死へと至るさまざまな人生の歩みをそこに再現した次第です。(とはいえ、主催からの説明はないので、そのように私に見えただけですが)


題して「川へ連れて行ってくれ おれを洗い清めてくれ」







こうして、横尾忠則現代美術館で、2日間にわたってパフォーマンスを終えました。
通常では美術館では許されない行為に特別な許可を得て、傘を持ち込む、長いビニールをひいて、そこにホースで水を撒いて川を作り、そこを歩くなどしてきました。