2016年6月8日水曜日

最も紹介したい映画

初めましてこんにちわ、かいです。
映画は大好きなのですが、好きすぎてまわりのことを考えずにしゃべりすぎてしまうのが玉にきずです。それでもしゃべりたくてここにおります。どうぞ宜しくお願い致します。


1番好きな映画は何かと聞かれると難しくて、考え込んでしまいます。そこで好きな映画を3つだけ紹介したいと思います。

まず、私の好きな世界観はおそらくSFダークファンタジーです。それで1つあげるとしたら、

「ダークシティ」でしょう。この映画はB級映画なのですが、どこかゴシック風で頽廃的な都市の世界観、美女、超能力、殺人鬼、記憶のない男、終わらない夢、止まる時間、形がみるみるうちに変わる街、光と影の強烈な対比、ハードボイルドな刑事と怪しげな博士、幼少期へのノスタルジーがワクワクさせます。私はこうした世界観が大好きです。大好きな女優ジェニファーコネリーを知ったのもこの映画を通してでした。24のキーファーサザーランドも異色な役ででてます。同時期のA級映画、マトリックスと類似点があり、比較するのもおもしろい。

‥他にもダークファンタジーと残酷さの詰まった「パンズラビリンス」もおすすめ。

次に私はカオスな世界が好きです。
夢に侵食され精神を病んでしまったりなど、特にレオナルド・ディカプリオ主演の映画に多いような気がしますが。
ひとつあげるとしたら
「ステイ」です。スターウォーズではオビワンケノービの役をやっていたユアンマクレガー主演の映画です。わりと静かな映画で前半退屈する人もいるかもしれませんが、だんだんと「私とは誰なのか」、「これは現実なのか」わからなくなって行きます。その過程をカメラワークを駆使して非常にうまく繊細に描いており、圧巻でした。
‥他にもカルト映画の帝王と呼ばれているデビッドリンチ監督作「イレイザーヘッド」もおすすめ。


最後に哲学的に含蓄の深い作品が好きです。映画を見た後にそれについて深く考察し思いを馳せるのです。
しかし、それにも様々なテーマがあります。

バットマン(ダークナイト、ゴッサム) →恐怖の克服、狂気と正義、法と無法者

エイリアン→ゴシックホラーの巧妙なSF化、完全存在としての生物と不完全生物としての人と人に似せられたアンドロイドそして神、男と女の性の対立、悪とは何か?悪の相対化

ウォッチメン→神と人の関係、誠実な責任と功利主義の対立、アメリカの歴史と正義、ヒーローの現実的パロディ

こんな感じです(特にこの3つのシリーズは掘り下げると次々に出てくる)。しかし、1つあげよと言われたら、
「空気人形」です。これは原作は業田良家の「ゴーダ哲学堂」という漫画短編集の1つから着想を得ています。もともとは数ページの短いマンガなのですが、それをさらに発展させて原作もいいのですがさらに素晴らしい映画に仕上がりました。
ストーリー: ある日、性欲処理の空気人形に意識が芽生え動き出して街に出る。そして、出会ったレンタルビデオ屋の店員に一目惚れしてしまう。
「わたしは心を持ってしまった‥。」
空気人形の恋は実るのだろうか‥
テーマ:  きっと誰もが誰かのための風なんだ。
哲学: 哲学的な答えというよりも、問いを投げかけるほうが多い映画でした。心とは何か。人と人とが関わるとはどういうことか。代用品というものの存在意義とは?そうした問いを静かに投げかけられます。
‥他には特に園子温監督の「ヒミズ」、ロシアのタルコフスキー監督の「ストーカー」、マーロンブランドの「妖精たちの森」、ベルイマン監督の「ある結婚の風景」ラースフォントリアー監督の「ドッグヴィル」「マンダレイ」、押井守監督の「イノセンス」が好きです。

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