2010年11月10日水曜日

静的な感覚を求めて

どこへ逃げても不安からは逃げられない
誰もいないという感覚がきえない
一人になりたいのだ
夜の街なのに何かが騒がしい
夜の街なのに誰かがいない
星も少なくなったものだ
昔は天上にあったのに、今は皆地上にある
一人になりたいのだ
静かなる一瞬を感じたい
全てがキリコの絵のように
無機物的に
死的というものはそういう味わいをもっている
(2008年)

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