2025年5月22日木曜日

安部火韻にとっての映画best 10

「鉄男」(1989年、塚本晋也監督)

意味不明だが、映像だけでおもしろい。別の意味で説明不要。身体が機械に蝕まれ、鉄の男になるという謎映画。


「赤い靴」(1948年、英、パウエル&プラスバーガー監督)

アンデルセンの童話を再解釈したバレエの映画。赤い靴とは芸術である。一度、はいたら踊り続けるしかない。


「空気人形」(2009年、是枝裕和監督)

業田良家の短編漫画の映画化。「私は心を持ってしまった。」という空気人形。哲学的に、あるいは、詩的にハッとさせられるセリフが多い。


「ダークシティ」(1998年、プロヤス監督)

ゴシックSF映画。ある意味ではマトリックスの劣化版だが、カルト的な人気もあるらしい。


「ストーカー」(タルコフスキー監督)

作家、学者、案内人の3人が不思議な場所に向かうというもの。ひたすら、会話が観念的だが、なんか浸れる。


「イノセンス」(押井守監督)

ゴーストインザシェルの続編の劇場版アニメだが、映像の美しさと哲学的な内容で構成されている。


「ステイ」(マーク・フォースター監督)

サイコスリラー。特にシーンの転換のこだわりがすごく好き。夢を夢的に再現している。


「プレステージ」(2006年、クリストファーノーラン監督)

この映画を見て思ったのは、マジシャンは形而上学者であってはならないということだ。本物のイデアを求めるがゆえに悲劇は起こる。


「子供の情景」(2007年、イラン映画、ハナ・マフマルバフ監督)

子供を通して、戦争をとらえた映画。心に来る。


「ドッグヴィル」(ラースフォントリアー監督)

えぐい映画。神と人との関係の比喩に思える。


2021年に書いた好きな映画リスト↓

https://iranaiblog.blogspot.com/2021/09/blog-post_15.html

2016年に書いた好きな映画リスト↓

https://iranaiblog.blogspot.com/2016/06/blog-post_8.html

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