深夜コンビニのバイトで掃除をしていてふと思った。
確かあれは母親がしてくれた話だっけ、
在るところに5人の兄弟がいて、彼らは皆、立派なお坊さんを目指して仏門に入った。上の4人はバリバリ勉強して立派なお坊さんになったが、末っ子はできが悪く怠け者で、周りからもあきられていた。師は言った。「おまえはしかたがないから毎日掃除でもしていなさい。ただし、床を磨くときは心を磨くつもりで、磨きなさい。」その末っ子は、やがて精進し、立派なお坊さんになったという話だ。怠け者の僕もその話を思い出すと、しっかり掃除しようと思うのだった。
あるとき、僕は或る人に傷付けられた。そしてその晩はコンビニのバイトだった。
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