2010年6月14日月曜日

ねむれない ねむい よる

ねむってはいけないときには、ねむってしまうのに
ねむりたいときには、ねむれない
そんなときの 空白... 空白... 空白...
ふいに虚無が襲ってくる。わけもなく...
眠りへいざなう虚無は心地がよい
眠らせない虚無は心苦しい
何もない空虚な宇宙
それでいて、ものすごく大量につまっている宇宙
地球上のひとりひとりがそんな宇宙をかかえているのだ―
だから幸福なのだ―だから不幸なのだ―
さびしく笑って しあわせに泣く
なぜ?何に対して?
               ...なんにも

孤独であって孤独でないそういうのが人間だ
何もない空虚な宇宙
それでいて、ものすごく大量につまっている宇宙
広すぎる宇宙は狭すぎたんだ
大宇宙のひとつひとつが また、そんな宇宙をかかえているのだ
ぼくには重すぎる

眠りへいざなう虚無は心地がよい
意識まではが虚無化していく
透明な虚無..
重すぎる宇宙は軽すぎた
もう何も感じない
ぼくの 存 在 すら...
きみの 存 在 さえ...
お・や・す・み

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