最近、映画サスペリアの2018年のリメイクを再鑑賞しました。
ちょうど先日ハロウィンでしたが、ちょっとハロウィン的かもしれません。キリスト教とは違う、魔女的な、まさに土着の民族的なものを表している。しかも、ナチスとの関連も匂わせている。
映画に出てくる魔女の踊りのタイトルは「民族」でした。
映画のダンスを振り付けしたのは世界的なダンサー、ダミアン・ジャレ🇫🇷
サスペリアで描かれていたのは、おそらくノイエタンツを意識していたのだろう。
20世紀初頭から勃興したノイエタンツはドイツ表現主義ダンスやモダンダンスとともに、相互に影響しあって作られてきた新しいダンス表現でした。それらはクラシックバレエへの反抗という側面もあるようです。
映画でも、主人公がダンスにおけるジャンプの際に、飛翔よりも大地が気になるなどと発言していました。
実際、ノイエ・タンツ創始マリー・ウィグマンの代表作には「魔女の踊り」というものがあります。
日本における暗黒舞踏の土方巽もノイエタンツを学んでいたとか。
参考までにYouTubeで関連のダンスを確認することができます。
▶︎サスペリアでのダンスの振付師ダミアン・ジャレのオリジナル・ダンス「メドゥーサ」


