なぜこんなに苦しいのだろうか。
私がこの苦しさを選んだからだ。
私はもっと楽な生き方があることを知って、あえてこの生き方を選んだ。
私は善、均衡状態、平和を知って、あえて悪、不均衡、闘いを選んだ。
空気が違うことが分かっていてあえて空気を読まない。
悪化することが分かっていてあえてより悪化させる。
その上で権威には媚びいろうとするような卑劣さ。その卑劣さに対抗しよう。だが、それは未だ達成されてない。
私は自分で朝早く起き、授業でいわゆる内職をしながらも授業に積極的に参加し、うるさいやつを注意した。誰も話しかけず、周りには反感を買い、授業中は友人とも距離を置く。先生、学生たちとの闘いの場。
全て自分が選んだことだ。
弟に「それで楽しいのか」と訊かれて、応えることができなかった。
だが、私が自分でその生き方を選んでいること。その常に不満足な生き方に満足していることであろう。楽しいという生き方を選んでいたら満足な生き方に不満足だったに違いない。
そして、「退屈だ、つまらない」と嘆いている弟より、絶望的生を充実している。
常にさまざまなことを考え、実行していく。弱さからくる強さ。あの言葉が浮かぶ。
「芸術家はつねに孤独のど真中で無と対決している」岡本太郎
0 件のコメント:
コメントを投稿