2010年9月14日火曜日

無の存在

もし私が失踪したら・・
死んでいるのか生きているのかよく分からないという不安
死んでいるのか生きているのかを誰にも知られずにいなくなってしまうのは恐ろしい
失踪・・・。

恐怖小説を読んだ後にその絵を描く。
それも描くものは見ないで描く。
自分の背後に見えるはずのものを描く。
そこに何かが存在していると言う感じを描く。
その際、音楽は要らない。
気がまぎれるものは何も要らない。
得体のしれない何かを見つめ続ける恐怖。
得体のしれない何かから逃げない強さ。
死と闘う恐怖。
死を見つめ続ける恐怖。
恐れず立ち向かう恐怖。
静寂と闘う恐怖。
静寂の中に浸る。だが、緊張は解けるような状態ではない。
感覚を研ぎ澄まし、あらゆるものをその存在に結び付ける創造力。
そう、それはもともと存在しなかったかもしれないが、知覚することによって存在するのだ。
絵にかくことによって存在してしまうのだ。
描かなければよかったと思える絵を描こう。
背筋のぞくぞく感や違和感のある気分。
何かの存在を知覚すると言う感じ。
最初から孤独なはずがそれがいることでより孤独に。
圧迫感。
意識。
無意識。
感覚を研ぎ澄まそう。
見えないところに何かがいると言う感覚。
例えば、この机の下に・・・!
現れるまで、現れるまで、そこに居つづける何か。
音楽つけたら消せなくなってしまうじゃないか。
消したらいろんなものが聞こえそうで。
はっとした気配。それに気づいて振り向いてしまう。
振り向く前に隠れてしまうのに・・。
誰かに見られているという感じ。
ストーカー。わたしを気にする者。わたしを愛する者。わたしにとっては愛されたくないもの。
私に偶然ばったり会った時のMのあの驚いた表情。あれはやはり、僕に対して何か得体のしれないものに出くわした時のような感じがしたのかもしれない。
無いところに存在を感じる

0 件のコメント:

コメントを投稿