ダリもゴッホもフランス国民もアメリカのプロテスタントの人々もそして日本人もみんな大好きミレーの「晩鐘」
1枚目はゴッホによる模写。2枚目と3枚目はダリによるオマージュ。
ダリ曰く、この後、この婦人カマキリに、夫は食べられてしまうが、食べられたくないから自分のボッキを帽子で隠しているのだ。
このミレーの「晩鐘」は、後にナポレオン3世が評価した。ナポレオン3世はこれこそが敬虔な市民の姿だと述べて、市民の票を、つまり人気を獲得しようとしたらしい。そのため値が跳ね上がった。
そして、その後に、アメリカのプロテスタントたちがこの絵を自分たちのところで飾りたいと買い付けた。
プロテスタントたちは偶像崇拝禁止のためにキリスト教的なシンボルが作りにくく、この絵がちょうどいいと考えたらしい。
そうして、フランスとアメリカとでせりがあって、どんどん絵の値段は跳ね上がった。
アメリカが買い取ったが、後にフランスの富豪が買い戻したとか。
描いた当の本人には関係がなく、本人としては政治的な利用はしてほしくなかったのだが。
絵は食えぬ、カネが鳴るなり、権力画
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