バミューダトライアングルの話はご存知ですか??
三つのある島、半島にはさまれたバミューダ海域では、超常現象が起きるといわれていて、昔から、奇妙なことが起きていると言われている。
突然、無風になったり、突然嵐がやってきり、飛行機が行方不明になったり、人が一人も乗っていない大昔の船が現れたり、しかも、さっきまで人がいたかのような雰囲気で、食事の途中そのままにしてある、まったく腐っていないなど。
この映画はそういう超常現象の話をうまく活かして作られている。
船の中でその船の名前、アイオロスにまつわる話、つまり、ギリシャ神話の「シーシュポスの受けた罰」の話がなされていた。
原典の話を調べてみたのだが、あれも非常にうまく掛け合わせている。
映画の中でも説明していたように、シーシュポスの神話とは、死の神との約束を破ることで、岩を頂上まで運ぶという何の意味のない労働をさせられたという話である。
もう1つはむりやり死の国に連れてこられた黄泉の神の女王ペルセポネに三日間だけ生き返らせてくれと頼んだが、三日たっても、黄泉の国にもどろうとしなかったこと。
要するに、ギリシャ神話では、何度も死に連れ戻そうとする神に抵抗した挙句に、死よりもひどいことになるという。
映画でも「死に返せ」「死に返さなければ帰れない」と言っていたね。
でも、もっと気になることがある。
船の中でその船の名前、アイオロスにまつわる話、つまり、ギリシャ神話の「シーシュポスの受けた罰」の話がなされていた。
原典の話を調べてみたのだが、あれも非常にうまく掛け合わせている。
映画の中でも説明していたように、シーシュポスの神話とは、死の神との約束を破ることで、岩を頂上まで運ぶという何の意味のない労働をさせられたという話である。
しかし、何度岩を頂上に運んでも、頂上ぎりぎりのところで再び岩は下に転がり落ちて、永遠に再び運ばなくてはならないという。
死の神との約束と言うのは、映画では約束と言っていたが、正確には約束と言うより単なる詐欺。
1つは自分を神のもとに連行しようとする死の神タナトスを封じ込めた。
死の神との約束と言うのは、映画では約束と言っていたが、正確には約束と言うより単なる詐欺。
1つは自分を神のもとに連行しようとする死の神タナトスを封じ込めた。
そして、死を封じ込めたので、誰も死ななくなってしまった。
もう1つはむりやり死の国に連れてこられた黄泉の神の女王ペルセポネに三日間だけ生き返らせてくれと頼んだが、三日たっても、黄泉の国にもどろうとしなかったこと。
要するに、ギリシャ神話では、何度も死に連れ戻そうとする神に抵抗した挙句に、死よりもひどいことになるという。
映画でも「死に返せ」「死に返さなければ帰れない」と言っていたね。
だから殺すんだ。
ちなみに、シジフォスはそうした事件よりも前に自分の子供も殺している。
でも、もっと気になることがある。
それが手塚治虫にはできなかった無間地獄を描くということ。
この映画は、手塚治虫の描いた無間地獄よりより徹底的で、最後まで楽しめるように作られていてかなりおもしろかった、評価できる点だ。
この映画は、手塚治虫の描いた無間地獄よりより徹底的で、最後まで楽しめるように作られていてかなりおもしろかった、評価できる点だ。
手塚治は、火の鳥のどれかだったか、過去に殺人を犯した男が、最後に誰かに殺される。
しかし、その誰かとは若いときの自分だった。つまり殺人という罪は自分自身に永遠に帰ってくる。
永遠に自分自身を殺し続ける、という話を描いている。
火の鳥 異形篇 |
ところが、何度も殺されているように見えて、実際に殺されるのはその人生で1回だけだ。
だから徹底されていない。(このあたりは永井均の「マンガを哲学する」で言及されている)
哲学者、永井均 |
以下
トライアングルの
ネタバレ
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