2013年4月5日金曜日

無数の道

見よ!我々の前に立ちはだかるものを!
今、あらゆる価値は目的を失った。
我々はさまよっている。カインのように!
我々は道無き道を歩き出さなくてはならない/
私は、いつも立ち止まる。だが、立ち止まるときにこそ多いに進んでいるときなのだ。
常に二つの道があるからだ。
道はそこにないわけではない。
あるのだ。確かに!しかし注意深く見よ!道は隠されているからだ!
常に私の知らない道を探すのだ。迷え、迷え、子羊達!
だが、誰にも助けを請うな。自分で決めるのだ!
生きる目的とは何か?一つの価値である。では価値とは何か?価値とは言葉である。では言葉はどこから来たのだ。言葉は初めからそこに存在しなかった。それは人が作ったものだ。
そして、それに気づいたとき、私は目の前に無限の道が並んでいることを知った。それゆえ、私は未だ一歩も踏み出すことができないでいる。
ニーチェは新たな価値を造りだし、その道を示した。
しかし、その道も無数にある道の一つにすぎない。
私はその中から一つの道を選び出すことができない。
なぜなら、優劣をつけることができないからだ。それはなぜか?
なぜなら、道そのものが一つの価値であるからだ。
見よ!我々の前に立ちはだかるものを!
探すのだ!あるのかどうかさえ分からないおまえの道を!
ここに自由は誕生した!血を求め、鎖をひきずって!
道はそこにあるのか?道は歩むためにあるのではないか?
そうだ!道は我々が歩むためにあるのだ!
だがしかし、道を選ぶことで歩んでいると思ってはならない!
悩み迷うことそれこそが新しい道を造りだし歩むことなのだ!

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