2011年2月3日木曜日

ある恋愛の話。

今、スタバでカフェモカを飲んでいる。
 外は雲一つない快晴。
 外で中学生達がおしゃべりしながら歩いているのが見える。 
だが、気分は正直すこし暗い。
 偶然の神様はほほえんでくれなかった。
そりゃあ、ほほえむことのほうが少ない。 
ぼくはツイてない。 
今日、彼女に告ろうと思ったが、失敗した。 
たまたま、僕が遅かっただけだ。 
残念だった。 
彼女は僕の好意に感づいているのか、すでに気まずい状態だった。 
それに彼女は今日神奈川に帰ってしまうのだった。 
僕の筋書ではこうだった。
 彼女が駅から帰る直前に僕が呼びかける。 
僕は彼女に言う。
 「お別れの握手をしよう」と。 
彼女が手を差し出すと、僕はその手を引いて肩を抱き、耳元でこう言う。 
「君が好きだ。でももう諦める」 僕は彼女から少し離れ、向きなおってから笑顔でこう言う。
 「最後のお願いなんだけど、一緒に写真を撮りたい」と。 
僕は彼女に「ありがとう。僕らは友達だよ。」と言い、僕は立ち去る。
 後ろは振り返らない。 
 実際には間に合わなかった彼女を乗せたバスは一足先に駅に到着し、僕は彼女の顔を拝むこともできなかった・・。 
「俺って本当に馬鹿だよなぁ~」俺は駅で待っていてくれた友達にぼやく。
 「いいえ、ooさんは誠実ですよ」と友達がフォローしてくれた。 
 僕はなんとかして、気まずい感じをなくしたかっただけだ。
僕は彼女と仲直りして普通の友達になりたかっただけだが、叶わなかった。
いままでのことをすべてを悪い思い出にしたくなかっただけなのに。 

 『神様等しく俺にも命をくれたが、それだけで何もしてはくれない・・』

Blue Herbの歌詞が聞こえてくる。 
 何とも言えない悲しみのこの気持ち。
心は灰色の雲に覆われている。
ぼやけて見える。 
カフェモカの甘さが癒してくれる。 
よけいに涙が出る。


今更、見返してみると、これはやらなくてよかったなと思う。相手に恐怖を与える可能性が高く、おおかた迷惑になるだろう。我ながらキモい2021/10/01


0 件のコメント:

コメントを投稿